行政サービスに対する住民デモをめぐる混乱

平成22年3月10日
在留邦人の皆様へ
日本大使館警備班

概要

3月に入りハウテン州南部のタウンシップ(いわゆる黒人居住区)において、行政サービスの遅れに対する抗議デモが暴徒化し、警察と対峙する事件が相次いで発生しております。今週(8日の週)に入り、マメロディやソーシャングベ等プレトリア近郊のタウンシップにも飛び火しています。デモでは貧困層を中心に政府が公約した住宅がなかなか供給しないこと等を不満に掲げています。これまでのところ、暴動により死者が生ずるような事件には発展していませんが、警察によれば他のタウンシップにもさらに拡大する可能性がありますので報道等にご注意願います。

確認されている混乱発生地(大使館HPに掲載した地図をご参照下さい。)

3月8日以降発生

①マメロディ・イースト(Mamelodi East、ハウテン州)

②ソーシャングベ(Soshanguve、ハウテン州)

③ハーマンスクラール(Hammanskraal、ハウテン州)

④オーカースィ(Oukasie、(Brits近郊)ノースウエスト州)

3月1日の週に発生

⑤メイヤートン(Meyerton、ハウテン州)

⑥オレンジファーム(Orange Farm、ハウテン州)

⑦シャープビル(Sharpeville、ハウテン州)

⑧セボケン(Sebokeng、ハウテン州)

⑨テムバリヒェ(Themb’Elihle、ハウテン州)  

⑩マボロコ(Maboloko、ノースウエスト州)

※今後、上記以外のタウンシップでも同様の混乱が発生する可能性がありますので、報道等にご注意願います。

対策

  • 当面上記のタウンシップ及びその周辺地区に不要に立ち入らないでください。
  • タウンシップ及びその周辺にやむを得ない用件がある場合は、訪問先を管轄する警察署等から事前の情報収集を行ってください。
  • デモや混乱の具体的な情報がある場合にはその地区に立ち入らないでください。また、大使館あて連絡願います。
  • 混乱に遭遇した場合は極力早くその場を離れてください。
  • 都市部、裁判所周辺での抗議行動も暴徒化する場合がありますので注意し