ハウテン州南部のタウンシップにおける混乱について

平成22年3月4日
在留邦人の皆様へ
                                日本大使館警備班

概要

先週からハウテン州南部のタウンシップ(いわゆる黒人居住区)において、行政サービスの遅れに対する抗議デモが暴徒化し、警察と対峙する事件が相次いで発生しています。

一部では、モザンビーク人等アフリカ系外国人経営の店舗に対する襲撃と略奪に発展しています。

3月1日(月)にはヨハネスブルグ中心部と当該地域を結ぶ鉄道が運行を停止し、一部の道路は住民によるバリケードで封鎖されました。

3月4日(木)現在も緊迫した状況が続いており、これまでに警察官1名が銃撃で負傷、100名以上が逮捕されています。

ノースウエスト州のタウンシップでも同様の混乱が発生しております。

確認されている暴動発生地

  • メイヤートン(Meyerton、ハウテン州)
  • オレンジファーム(Orange Farm、ハウテン州)
  • シャープビル(Sharpeville、ハウテン州)
  • セボケン(Sebokeng、ハウテン州)
  • テンバリーレ(Thembalihle、ハウテン州)
  • マボロカ(Maboloka、ノースウエスト州)

今後、上記以外のタウンシップでも同様の混乱が発生する可能性がありますので、報道等にご注意願います。

対策

  • 当面上記のタウンシップ及びその周辺地区に不要に立ち入らないでください。
  • タウンシップ及びその周辺にやむを得ない用件がある場合は、訪問先を管轄する警察署等から事前の情報収集を行ってください。
  • デモや混乱の具体的な情報がある場合にはその地区に立ち入らないでください。また、大使館あて連絡願います。
  • 混乱に遭遇した場合は極力早くその場を離れてください。
  • 都市部、裁判所周辺での抗議行動も暴徒化する場合がありますので注意してください。