~ ATM付近での犯罪 ~

在留邦人の皆様へ
平成20年4月22日
日本大使館警備班

 

1.被疑者の特徴(指名手配中)

  30から40歳代の女(黒人)による、ヨハネスブルグの街中のATMをはじめ、ショッピングモールに設置されているATMでの犯行が確認されています。

 見制服のような服装で「○○銀行の職員です。」等と名乗り、特にATM操作に不慣れな人に話かけます。主な被害者は高齢者(年金受給者)です。

 警察は複数の被害届を受理しており、この女を指名手配しました。

2. 確認されている手口(犯行形態)

  • 手助けを理由に声を掛けてくる。
  • 被害者がカードを手渡してしまうと、別のカードに取り替える。
  • ATM操作中の被害者の脇に立って暗証番号を読み取る。
  • 出てきた明細書を見せるように言われる。
  • 最新の被害発生は4月16日水曜日(ヨハネスブルグ以外詳細不明)です。

3.今後の対応

  • ATM操作前後に声を掛けられた場合は無視する。(分からないふりをする。)
    • 操作前に声を掛けられた場合は、事情が許せばATM操作をせずに立ち去る。
    • 操作後に声を掛けられた場合は、尾行に十分注意する。(人目につきやすい場所に移動する。) 
    • 以後の不審な引き落としに注意する。(利用明細をまめに確認する。)
    • 各銀行には引き落としのたびにメール通知するサービスがあり、このサービスにより早期に被害対応ができた事例があります。(昨年中、在留邦人)
  • 自分で犯人を捕まえようとしない。
    • 見張り、ドライバー等共犯者が近くに潜んでいることが考えられますので、絶対に関わらないようにしてください。警察も組織犯罪として捜査しています。
  • 被疑者が指名手配されたことから、犯罪が他の都市に及ぶ可能性があります。
    また、手口が周知されたことを受け、手口を変える可能性もありますので、過去の事例のみにとらわれることなく、不審者には十分に気を付けてください。
  • 本件に関する情報は大使館警備班あてに連絡願います。