
在留邦人の皆様へ
平成20年7月23日
日本大使館警備班
1.概要
ハウテン州警察が高速道路N14上における犯罪に対し注意情報を発出しています。
手口は、夜から朝方の通行量が少なくなる時間帯に、路上に物(石、タイヤ、丸太等)を置き、障害物を取り除くために降車したところを襲うものです。確認されている事例としては、
2.N14以外での類似事例
3.その他の走行車両に対する手口
高所から走行中の車両に物をぶつける、物を落とす。
対策:
- ➀物をぶつけられても車を停車させないでください。走行を続けてください。
- ➁車両から不用意に降りないでください。
- ➂障害物を取り除く等をしないでください。
- ➃車両が動かなくなった場合はすぐに警察に通報してください。(10111又は112)
4.その他の車両に対する手口
(1)駐車中の車両の前後に物を置く。
例 : 3月29日(土)正午頃ブルーマ地区において、買い物を終えて車両を発車させたところ、大きな音がしたので降車して確認すると、車両の前に蛍光灯が置かれており、集団で因縁をつけられ損倍賠償を請求された。(在留邦人)
対策 :
- 車両の前後に不審な物が置かれていないか確認してください。
- 車両の周辺に不審者がいないか確認してください。 (例:辺りをうかがいながら立ち話をしている。)
- 車両の周辺に不審な雰囲気はないか確認してください。 (例:自分の車両の近くに複数の者が乗車した車両が停車している。)
- 上記事例のような場合は警察に通報し、物件事故として届け出てください。
- 上記事例のような場合で身の危険を感じる状況では、現場で示談とするのも1つの方法ではあります。その際は、出した財布が狙われる、車外で交渉中に車内の物が盗まれる等にも注意が必要です。
(2)車両に細工をする。
例 : 車両を発車させようとしたところ、後部ウィンドーに視界を遮るように紙のような物が貼り付けられており、取り除くために降車したところを強盗らに襲われた。(詳細不明)
対策:➀乗車後に車両に対する細工に気づいた場合は周囲に不審者がいる前提で行動してください。
不用意に降車しない。
(例 : 安全を確認しながら、警備員がいる場所、人目につく場所まで移動する。)
タイヤをパンクさせておく、タイヤに鎖を巻き付けておく等手口も確認されていますので注意を要します。